Parce que c'est comme ça

欧州大学院生。最終目標はバカンスのある人生。パスクセコムサ。

まる1年。

こちらに来てまる1年になりました。

むーん、思ってたよりぱっとせんなあと思いつつ、今日はなぜかベルギーの刑法をフランス語で読んでいて(意外と読めた)、なんだかんだとても成長している、のかもしれない。考えてみれば、1年前は本当になにもできなかったのだけれど、英語のメールはそれなりにぱっと書けるようになったし(嫌だけど)、フランス語もまあ書けって言われれば書くし、一応フランス語で働いてるし…。うん、よく頑張ってる、ということにする。あとできるようになったことは、自分がどういう状況が苦手で、どう対処するべきなのかを把握したということかもしれない。今まではなんとなくぬるっとやってきたことが誤魔化せなくなって、改めて自分というものへの理解を深めざるを得なくなった、気がする。意外とこれは大きい、かもしれない。

そして、とにかく「ひとり」な1年だった。全く人との交流がないわけではないけれど、圧倒的にひとり部屋でパソコンぱちぱちやってた時間が長かった。もちろん日本にいた頃の友人知人には誰一人会っていない。ときどき電話はしていたけれど。めちゃくちゃ寂しいかと言われるとそうでもないが、毎日楽しいかと言われてもそうでもない。いや、満足していないわけではない、が、やはり友人とご飯を食べたりブラブラしたりという楽しみはひとりでは如何とも代替しがたい。

なにやってんだろうなって、思わないこともない。同級生は会社員も板についてくる年頃だし、子どもを産むひともいる。だけど、深く考えるということ、自分で書くということ、いくつもの言語を話すということ。どれもまだまだ赤ちゃんみたいなレベルだけど、かつてこんな人間になりたいと憧れていたいくつもの断片を拾っている、パズルが完成する見込みは全然立たないけれどそれでも一生懸命拾おうとしている自分は、結構好きかもしれない。

2年目もときどき頑張りたくさん休憩しながら生きていきたい所存。