Parce que c'est comme ça

欧州大学院生。最終目標はバカンスのある人生。パスクセコムサ。

本の話

ジーンブライドを読んだ。

Twitterでどこからかどんぶらこと流れてきた作者さんのツイートで2話を読み、その絵柄の美しさと話のクリティカルヒット具合に射貫かれて1巻を、そのまま続きを待ちきれずに掲載誌の最新号まで購入してしまいました。ありがとう現代技術。大好きkindle。 そ…

The Testaments 感想

気付いたら1月もあと1週間ですって。Incroyable。Spring semesterがはじまるーいやだーーー いやね、勉強自体は楽しいのですが、なにがつらいって英語できないのがつらいよ。ずっと言ってる(いや一応、冬休みの間もいろいろして多少マシにはなったのです…

忘れられない「ありがとう」

なんの脈絡もなく、小説『オリガ・モリソヴナの反語法』の話をします。ええ、お察しの通り煮詰まっています。 米原万理さんといえばご存知の方も多いかもしれません。本当に名作なので本当に読んでほしい。小説を数本しか書かれずに早逝されたのがほんっとう…

「男」になるか「女」として二流の道を行くか(「女ぎらい」を読んだ)

こんばんは。やっと(というか無理やり)脱したと思っていたTOEFL地獄に再び舞い戻ってしまいました。でもこうなれば一発で100点取るしかないのである。がっでむ。 さて今日はかの上野千鶴子氏の「女ぎらい」を読了しました。相変わらずフェミニズムに偏る私…

私は頭がいいから

「彼女は頭が悪いから」を読みました。最近頭の中の積読棚をどんどん消費しているのですが、なんか全部フェミニズム関連の話になっています。 さて。 これは、美咲という個人の物語であると同時に、記号、社会構造の話でもあると思います。したがって、作中…

彼氏彼女の事情に寄せて

こんばんは。三連休なのでひたすらダラダラしています。漫画と昼寝を繰り返していたらこんな時間になってしまいました。買ったはずのLOVE SO LIFE最終巻が見つからない悲しみ。 さて、彼氏彼女の事情という漫画の話をします。 これは本当に私の人生を変えた…

特攻で死ねる日本人が人類の滅亡を防ぐためにはー「人間の建設」感想

えらく堅苦しいタイトルになってしまいましたが、「人間の建設」(小林秀雄・岡潔、1965、新潮社)を読んで考えたことを書き連ねておきたいと思います。 「人間の建設」自体は、批評家・小林秀雄と数学者・岡潔が行った対談を書き起こしたものです。表向きの…

風に舞いあがるビニールシート

この本を購入して読んだのはずいぶん前でした。それから何回も引っ越しをしたけれど、いつも「絶対に連れていく」リストに入っています。でも、最後に読んだのはこれも結構前でした。 今の会社を辞めて、とりあえずは留学したい、そのあとはどうしようかなー…