Parce que c'est comme ça

欧州大学院生。最終目標はバカンスのある人生。パスクセコムサ。

映画

サンダカン八番娼館 望郷

すごい映画をみてしまった。今まで邦画で一番好きなのは、と聞かれたら「勝手に震えてろ」と答えていたけれど、塗り替えたかもしれない。これ1974年ってほんと?すごすぎる。ベクデルテスト*1クリアどころの話じゃない。 主演格三人の女優の演技が素晴らしす…

シン・ゴジラという虚構

ひさしぶりにシン・ゴジラを観ました。公開当時は映画館で観た。それも2回。人生で初めて映画館で2回観た映画です。数年ぶりに見返して、なんだかいろいろしんどくなってしまった。当時のキャッチコピーは現実(ニッポン)対虚構(シン・ゴジラ)たっだけ…

帰ってきたヒトラー

を、ようやく観た。 長い文章を書くにはもう眠たいので、メモ書きだけ。 劇中映画の俳優、なんでわざわざシリコン被ってる設定に?と思ったらラストシーンで納得。ヒトラーはいつも私たちの心の中に、っていうの、映画自体のラストでもまあ間違っちゃいない…

今さらLeonを観て泣いた。

Bonsoir ! いかがお過ごしでしょうか。 今日は映画の感想でも。結局共犯者たち、Les femmes du soleil、On her shouldersの感想は書かないまま… 世に名作と称される映画は数ありますが、間違いなくLeonもその一つでしょう。映画好きになりたい私ですが、なり…

邦題がひどい…「バハールの涙」「ナディアの誓い」

こんばんは。はなぶさです。 タイトル2件に加え「共犯者たち」の感想も書いておきたいのですが、その前に、、すいません愚痴らせてください。 海外映画を輸入する際の日本でのプロモーションが信じられないくらいダサいことはまあ周知の通りではあるんです…

嘘を愛する女が無理だった話。

このブログがだんだんゴミ溜めと化している気がしますが…、すみませんね、この映画のファンの方とかネガティブが嫌いな方は今すぐ回れ右してください。 以前「湯を沸かすほどの熱い愛」が気持ち悪すぎたときに、同じように「気持ち悪い」と言っている評に救…

インクレディブル・ファミリーが問いかけるもの

先日、インクレディブル・ファミリーを観た。前作ミスター・インクレディブルがずいぶん面白かった記憶があり、とにかく楽しい映画を観るという心づもりでスクリーンの前に座った。ところがどっこい、面白いことはじゅうぶんに面白かったのだが、頭を空っぽ…

ゲッベルスと私と私

ゲッベルスと私 という映画を観た。 思ったことを書き留めておくべき映画だったので、ブログに残しておく。 ○鮮明な語りと立ち上る戦前戦中のドイツ 本映画の語り手はブルンヒルデ・ポムゼル御年103歳。合間合間に差し挟まれる当時の映像と、彼女の語りだけ…