Parce que c'est comme ça

欧州大学院生。最終目標はバカンスのある人生。パスクセコムサ。

今さらLeonを観て泣いた。

Bonsoir ! いかがお過ごしでしょうか。

今日は映画の感想でも。結局共犯者たち、Les femmes du soleil、On her shouldersの感想は書かないまま…

 

世に名作と称される映画は数ありますが、間違いなくLeonもその一つでしょう。映画好きになりたい私ですが、なりたいだけなのでマストだけど観てない映画がたくさんあります。フォレストガンプニューシネマパラダイス、three idiots、セッション、stand by meなど。今回Leonは積んである宿題を一つ消化するつもりで観ました。

 

みんながマチルダに夢中になるの分かりすぎる。美しすぎる。チョーカー似合いすぎ。

 

私基本的に(特に中高年)男性好きじゃないので、少女とおじさんの絆物語…?大丈夫かな最後まで観れるかなと不安だったのですが、一つでも何か違えばダメになるような絶妙なバランスのうえで素晴らしく成り立っている映画でした。

レオン役の演技が本当に素晴らしい。見かけはむさいおっさんだし役者さんの中身は当然違うだろうに、中身は無垢な少年のままというのが成立しているというかそうとしか見えない。マチルダへの態度も、まだ12年しか生きていない彼女を守るということと、でも対等な人間として大切にするということが、見事に両立されています。

そしてマチルダも、大人として描かれながらも背伸びしているような見せ方ではなく、かといってその若さというか生命力みたいなものも消されていない。「子どもらしさ」というと語弊がありまくるのですが…。

二人が重ねてきた年月と、しかしその年齢に対する世間一般の感覚とは逆の二人の性質を、完ぺきに共存させ、魅力的な人間として描いていると思います。あの二人でしか結びえなかった関係を美しく描き、人間も捨てたもんじゃないなあと思わせてくれるよい作品でした。

 

でも私、やっぱり人が死ぬのだめです…。美しいラストだと思うし映画としての完成度も高いのですが…。まああのクソ取締官が死んでもなんも思わないし、レオンとて人を多く殺してきたと考えるとエゴでしかないのですがね。それでも。

だからゲームオブスローンズもシーズン1の最初のほうで脱落しました。ハリーポッターも不死鳥あたりからだめだった。いつか楽しめる日がくるのだろうか。来てほしいような、来てほしくないような。

 

やはり名作といわれる映画は必ず名作ですね(あたりまえ体操)。

これからも少しずつ宿題を消化していこうと思います。