Parce que c'est comme ça

大学院留学に向けて勉強します。最終目標はバカンスのある人生。パスクセコムサ。

【宝塚】ONCE UPON A TIME IN AMERICA 感想―人生讃歌だけど、それだけで終わらせてはいけない―

すっかり宝塚まみれになってしまいましたが…そのうち留学関係の話中心に戻るはずです。

さて、先日雪組公演ONCE UPON A TIME IN AMERICAを観劇してまいりました。一回目は立ち見(平日なのに三列目までぎっしりだった。わーお)、二回目は一階S席で。演者さんはもちろん素晴らしかったし、話も好きでした。決して明るい話ではないのに、一回目に観終わったとき、まず去来したのは「人生、これでもいいやん」という不思議なほど明るい気持ちでした。東京千秋楽のLV、迷わず申し込んだぜ~観れますように。

というわけで、感想をつらつら述べていきたいと思います。

 

 

「過ぎた日々の 全て抱きしめ」る、優しいまなざし

少年期から壮年期まで、まさにある時代の人々の「人生」のお話です。ヴィットリオ様みたいな完璧超人も、グリエルモ伯爵みたいな悪悪しいヴィランもいません。みんなそれぞれいいことも悪いことも、喜びも悲しみも経験してきて、おのおのの人生を歩んでいます。そして、物語はその人生たちに優劣を付けようとはしません。In other words、「にっくき仇を討ち果たした」「愛する二人が結ばれた」みたいな分かりやすいカタルシスはありません。

でも、私たちの現実の人生ってきっとそういうものですよね。全部がうまくいくことも、なにもかもダメになることもたぶんない。個人的な話になりますが、私は今言うなれば人生迷子期で、これでいいのかな、大丈夫かなって不安に思うこともあります。だけど、このお話を観終わったとき、「大丈夫ではないかもしれないけど、まあいいんだよ!人生っていいよね!」って言ってもらえたような気がしたのです。

物語って面白いなとつくづく思います。ハッピーラッキーデジタルマジカルなおとぎ話が夢を見させてくれることもあれば、暗くて重ーーいバッドエンドに救われることもある。そして、宝塚の各種取り揃え具合も半端ないですね。私は星逢一夜もはばたけ黄金の翼よも大好きです。もちろんBADDYもね!!!

最後、望海さんが一人で歌う「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」がすごくいい。情に篤いヌードルスが、マックスの悪意や自殺さえも受け止め、それでもなお今までの人生悪くなかった、これからも生きていこうと歌いあげているのですよね。大人になったんだね…(誰目線)。ああ、早く音源発売してください。

ユダヤ人」「アメリカ憎し」を強調したワケ

私は原作映画未視聴なのですが、原作ファンの方の劇評をちらちら拝見していると、「ユダヤ人とかアメリカ憎しとか、(原作ではあんまり出てこないのに)なんでそんなに強調したんだろう?」というコメントをいくつかお見かけしました。観劇後いろいろと考えているなかで、その理由についてもしかしたら…と思ったことがあります。

先に書いたように、この物語は「人生讃歌」で、うまくいかないことも丸ごと肯定してくれる力を持っています。でも、それってちょっと危険じゃない?とも思ったのです。ヌードルス達の「うまくいかなさ」って、「ローワーイースト生まれ」、つまり社会構造における弱者であることが大きく関係していますよね。貧しく、差別される階層でなければ、最初からデボラの望む「陽の当たる道」が現実的な選択肢として浮かび上がっていたかもしれません。彼らは歪んだ社会の犠牲者でもあり、そこまで含めて現状肯定をしてしまうと、一部の権力者の思うつぼです。

もちろんヌードルスがデボラに言う「俺たちはローワーイースト生まれなんだ」は、言い訳がましく聞こえてもしょうがないし、デボラががっかりするのも分かります。デボラは生まれの不利をはねのけようと、人一倍真っ当に努力した人代表ですからね。ヌードルスのそんな言い草は甘えだと思うでしょう。私もどちらかというとデボラ派です。

けれども、やっぱり生まれた環境での有利不利は厳然として存在しており、ヌードルス達が普通の人のスタートラインの100m後ろから出発したことは間違いないのです。人類の進歩の歴史ってそのスタートラインをいかに合わせられるかの積み重ねだったと思うんですよね。人種差別、男女差別、貧富の差、その他諸々をいかに克服していくか。ひかりふる路マクシムが目指したのもそれだったはずだよね(思い出し泣き)。だから、そこは変えていかないといけないよねっていう視点は忘れちゃだめだと思います。という文脈において「ユダヤ人」「アメリカという国」の強調は重要だったのではないでしょうか。宝塚版で拡充された(らしい)ジミーの物語も、弱い立場の労働者の権利保障というメッセージを含んでいますし。

演出の個人的白眉は阿片窟

本作の演出家はかの有名な小池修一郎大先生ということで、私は望海ルキーニのエリザベートを映像でちらっと観たのを除けばこれが初観劇だったのですが、たしかにさすがだなあと思いました。脚本が好きというのに加え、舞台ならではの魅せ方がとても印象的だったのが阿片窟。ヌードルスの幻覚が回る盆と豪華出演者(主要どころは総出演では?)で妖しく美しく表現されるのです。これは生の舞台でないと味わえないもんだわと感激いたしました。

特に好きなのは、真彩デボラの素晴らしい存在感と現実感のないコーラス、子ども時代から一瞬でスーツをびっしり決めた大人になるアポカリプスの三騎士、そしておもちゃみたいな電話をヌードルスに押し付けようとするキャロルです。キャロルの持ってるものは後ろのほうの席だと分かんないと思う(実際立ち見だと分からなかった)ので、オペラでぜひ見てみてください。

演者さんたちの素晴らしいパフォーマンス

キャスト別感想はまた別に書きたいのですが、いやーみなさんうまいですね本当に。といっても雪組以外の舞台はほとんど観たことないんですけど…。真彩さんと望海さんがいっぱい歌ってくれるだけでチケット代のもとは十分取れるというのに、朝美さんまであんな魅力的に歌ってくださって。ていうか朝美さんめっちゃ着替えるやん。全部かわいいかよ。彩凪さんのお芝居がすごく好きだし、舞咲さんも要所要所で目立つ(エトワールの高音とても好きです)し、煌羽さん、星南さん、杏野さん、久城さん、綾さん、真那さん、縣くん、みんないい味出してて。愛すみれさんとか観たいんだけどだいたい真彩さんか朝美さんと一緒に出てくるから目が足りない。はーー雪組いいわーーーと一人でかみしめております。

キャラ考

ここからは(キャスト=中の人ではなく)キャラについて思ったこと徒然です。

ヌードルス

 この人は本当に優しくて情に篤いんだと思います。マックス、コックアイ、パッツィーを大切に思っていて、キャロルとも親しく付き合っている。サナトリウムに見舞いに行くのも、ベイリー長官の正体を確かめるという目的もあったにせよ、純粋にキャロルを懐かしんだということもあるんだろうなあと思いました。

 まあ一方でデボラの言うことはぜーんぜん聞かないのでおいおいって感じですけどね。陽の当たる道を選ぶのが難しいのは分かるけど、そっちを諦めたままでなんでデボラの愛まで手に入れられると思った?なめてんじゃねーぞ、とデボラを愛する者としては思いますはい。

 そして望海さんも仰っていた通り、自分で物語を動かす人ではありませんでした。転換期にいるのはドミニクであり、ジミーであり、マックスであり、そしてキャロルです。そういう人を主人公に据えたからこそ「そんな人生でもいいんだよ」というメッセージを送れるわけですが、宝塚のトップスター様がやるお役ではないですよねえ。それを舞台として成り立たせた望海さんはほんとさすがです。

・デボラ

 誇り高き美しい人、デボラ。ショースターを夢見て自分の才能一つで成り上がっていくというの、本当にかっこいいです。そして、「愛こそすべて!」というヒロイン像ではないところがまたよいですね。自分がそのとき一番大切にしたいものをきちんと見極め、自分で選んでいく人です。

 劇中私が一番心痛んだのが、ヌードルスとホテルでフレンチを食べるところの「ときには。」です(細かい)。はっきり示されたわけではなかったけれど、いわゆる枕営業みたいなの、せざるをえなかったんじゃないかなあという雰囲気を感じました。独り立ちして強く生きるデボラでも逃げられない女という呪いがもう悲しくて。

 サムに裏切られる場面も悲しかったのですが、ベティとは(遊びじゃなくて)結婚したらしいのでちょっとほっとしました。いや、浮気はよくないけどね!

 だから、フリーになるという決断をしたデボラは、端から見たら仕事を失って落ちぶれたかわいそうな人に見えるかもしれないけれど、屈辱を受けたままサムの庇護下で働くより自分の誇りを守るほうを取ったのだから、彼女自身はこれでよかったと思っているのではないかなあと思うのです。好きだわデボラ。

 ただ、上に書いたことの繰り返しになりますけど、デボラ個人の生き方はかっこいいですが、フリーになるという選択をしたことで(才能があるにも関わらず)仕事を失ってしまったという構造には闇を感じますし肯定してはいけないと思います。能年玲奈さんのことなど見聞きするにつけ、パワハラ体質の芸能事務所とか、実力よりも後ろ盾がなんぼの世界とかは、変わってほしいです。

・キャロル

 かわいいかよ。容貌がとんでもなく美しいのは朝美絢様なのでまあ当然として、性格も一途で健気でかわいすぎる。今作のマックスは初登場シーンを除けばほとんどいいところなしなんですが、あのキャロルがめちゃくちゃ愛しているという一点をもってなんかいい男に見えてしまうキャロルマジックが炸裂しています。キャロルちゃん、マックスのどこにそんな惚れてるのか教えてくれ。朝美氏は望海氏に「情じゃないっすかねえ」って仰ったらしいですが、キャロルちゃんの表情を見る限りあれは情みたいな落ち着いたもんではなく本当に好きで愛しくてたまらない感が溢れていました。

 キャロルって、マックス一筋ではあるけれど、他の人たちとも仲いいんですよねえ。インフェルノにサムが登場した場面では、喜んで向かってくるデボラとにこやかに(たぶん「よかったわねえ」とか言ってる)しゃべってるし、コックアイともインフェルノや奥の事務室で仲良さそうに話してるし、ハバナではヌードルスの肩に手をかけて一緒に号外読んでるし。いい子なんだよなあ。パッツィと特に絡みがないのは、たぶん幼い奴とはあんまり話合わないんだろうなと思っています。笑

 特にデボラとにこやかに話しているのが本当に好きです。地下の地獄、違法酒場で身を立てているある意味日陰の人だけど、それを僻んだりとか後ろめたく思ったりとかしていないからこそ、太陽のデボラとも対等に付き合えるんだろうなあと。自分をちゃんと好きでいてあげている健全さとでもいいましょうか、メンヘラ感が全然ないんです。なんであんなDV男に首ったけなんだ(2回目)。

 サナトリウムで幸せな時間を過ごしていてくれ…頼むよ…(T_T)

・ジミー

 デボラ、キャロルと並んで好きなキャラトップ3でございます。他の方の感想の中には、すべての黒幕みたいなことを言われているものもありますが、私は黒幕とか悪い奴みたいな印象は受けませんでした。単に合理的で目的のためには手段を選ばない人なんだろうなと。そして、実際に成し遂げてきていることが労働者の権利保障であるなら、清濁併せ呑んだうえでのむしろ「善」の人ではないかとすら思ったのです。

 確かに結果的にジミーは社会的地位を得て、恐らく私腹も肥やしているのでしょう。でも、マックスが不動産投資で失敗したこと、ジミーに助けを求めたこと、ラスベガスに投資したことまで裏で糸を引いていたとはさすがに考えにくいのではないでしょうか(引いていたならそれはそれで面白いが)。最後の件ではジミーも窮地に追い込まれたわけですし。そのときそのときで自分にとって有利な対応を選択していっただけだと思います。少しの友情みたいなものはあったかもしれないけど、あくまでビジネスライクなお付き合いという態度をジミーとしては一貫させていただけ。マックスは、ジミーと対等にやり合える器ではなかったんでしょうね。

 どなたかが、ジミーはマックスなら与しやすし、ヌードルスは扱いにくいと判断したのではと仰ってましたが、私も同感です。

 個人的にはこういう人好きです。賢くて、抜け目なくて、甘えを許さない。そういう人が弱い者のために戦ってくれるなら、こんなに心強いことはないと思います。

・マックス

 少年期のヌードルス達と知り合う場面では「こいつやるな…」と思わせてくれた利発な少年でしたが、青年期以降は特に見せ場なし。野望に引きずられて暴走し、詰めの甘さで自爆した尻拭いを他人に頼むという残念なお人でした。映画版とはだいぶキャラが違うそうですが、頭がキレるキャラをジミーに持っていかれてしまったみたいですね。まーでもこの人がいないとこの物語は始まりすらしないわけですから、最重要人物ではあります。

 中の人の超絶スタイルとべたぼれキャロルちゃんのおかげでめちゃくちゃかっこいい人に見えるので、観劇中は騙されるんですけど、あとで冷静に振り返ったらいやいやただのポンコツやんけとなってしまいます。一人の魅力的な人物として立ち上がるにはあとなにが足りないんだろうなあ。もう少し考えてみたいと思います。

 

はい、というわけで、5500字も書いてしまいました。

キャスト別感想もあとでまとめます。

【宝塚】好きな人たち

バリバリのライトファンであるわたくしですが、好きなジェンヌさんといえば誰だろうと考えてみました。なんとなく好きな順です。

 

真彩希帆さん

何を隠そう宝塚沼に引きずり込まれたのはこの人のせい。「葛藤と焦燥」の「できーなーいーわー!!」の破壊力たるや凄まじかったですね。今まで生きてきて、こんなふうに歌える人がいることを知らなかったのです。そこだけ何回も何回もリピートしました。iTunesで最初に購入したのもこの曲。

エリザベート新人公演でのマダムヴォルフ、ガイズ&ドールズ新人公演でのアデレイド、鈴蘭の「君が照らす未来」、こうもり新人公演でのアデーレ、桜華に舞えでの愛奈姫、どれも断片的に観ただけですが、全部圧倒的にうまくてびっくりするんですよね。毎回歌でこんな表現ができるのか…と驚愕させられます。マダムヴォルフのコレクションみたいな歌、また歌ってくれないかなあ。ウエクミ大先生のお力でなにとぞ。

というわけでやっぱり一押しは歌、そしてお声なのですが、彼女が相手役と対等に、一人で立っていられる方であるということも惹かれた要因です。よりにもよってあの望海風斗さん相手にというのがまたゴイスーですよね。望海さん自身が真彩さんにそうあることを望んでこそではあるので、もちろん望海さんも大尊敬しているのですが、実際になしえた真彩さん本当にすごいなあと思います。嗚呼、20世紀号に乗って、円盤発売してくれませんかね。絶対買う。プレイヤーすらまだ持ってないけど。

現在公演中のONCE UPON A TIME IN AMERICAでも大活躍ということで、観に行くのが本当に楽しみです。

 

朝美絢さん

またの名を美の擬人化(勝手につけた)。とりあえず圧倒的なその美貌に乾杯(完敗)です。

あと私、彼女の話し方とかリアクションがとても好きなのですよね。なぜかと言われると難しいというか、感覚でしかないのだけど。月組スカステカレッジのクイズで正解して喜んでる謎の舞とか、2019パネルアタックで彩風さんに「…顔!」と言われる前のキメ顔(?)とか、2020新年特番で望海さんに「左朝美~」って言われたあとのリアクションとか。我ながら細かいな。

あとはもうみなさん言われてることではあるけれど歌がとても上達されているらしいことや、お芝居の力を感じさせてくれることも好きな理由の一つではあるのですが、まあ結局はやはりその美しさでKOされたことは言い訳のできない事実でございます。

 

鳳月杏さん

一番最初に鑑賞した宝塚作品が月雲の皇子でして、その切れ長の目にやられました。かっこよすぎる。それから「あかねさす紫の花」「はいからさんが通る」「金色の砂漠」「ポーの一族」と拝見いたしまして、もう全部かっこよくてズルい。鳳月さんだからそりゃかっこいいでしょって観る前から分かってるのに、毎回新鮮に「かっこいい…」しか言えなくなるこの語彙力死亡現象。芝居力も歌唱力もおみ足の長さも毎回絶対裏切られないから、観るたびに好きになってしまいます。罪深いお方。

 

輝月ゆうまさん

月雲の皇子の博徳で衝撃を受け、BADDYの宇宙人でやられました。とりあえず1回はひたすら宇宙人ヤッティを追い続けてたら終わる体験、みなさんされてると思います。男役群舞であのメイクのままキメキメで踊ってるの本当にズルい。かっこいいじゃないか…。あのスチール写真が公開されたときのざわめきに立ち会いたかったです。

あと若くしてヴェローナ大公やマックス(@エリザベート)を演じられたということで、そういう実力派!な方に弱いのですよね私。両方観てないにも関わらず、そういうエピソードだけで惹かれてしまいました。

 

 

というわけで、基本的には歌芝居踊りなんでもござれな実力派な方々が好きで、なにかしら舞台でのお姿を拝見したあとに好き!となるパターンがほとんどなのですが、朝美さんは本当にもうビジュアルの時点で負けてました。自分でも珍しい体験をしたと思っております。

上の4人に演出の上田久美子先生を加えた5人のうち1人だけ関わっている舞台は「できれば観たい」、2人以上なら「絶対に観たい」となります。この記事を書きながら気付きました。笑 なので次の外箱公演、雪組月組も上田先生もまあ見事に分かれてくださったため、お財布に優しいです。その分夏の雪組公演はなんと3人も被っていて「絶対に絶対に観たい」公演ですので、そこに向けていろいろ準備をしていかねばと思っているところです。あとやっぱお一人だけでも主演となると俄然行きたいですが…出島は日程的に、真彩さんDSは金銭的に厳しいので悲しさ百倍です。

 

 

上記4名の方と比べると好き度が少し下がりはするものの特筆しておきたい方々はこちら。

望海風斗さん

折り紙付きの実力で、絶対にいい舞台を作ってくれるという信頼がある方ですよね。上述の通り、真彩さんの力を引き出してくださったことにも勝手に大感謝しています。あとまあやブレイクや2020新年特番での自由な感じ、好きです。笑

 

永久輝せあさん

最近急に気になりだした永久輝さん。とにかくスラっとしていて王子様がよく似合う方だなあという印象は前からありましたが、私の好きなタイプには全然引っ掛からない方だったはず。これが噂の「好みじゃないのに好きになってしまった人はヤバイ」現象の前触れかと若干慄いています。笑

 

彩凪翔さん

宝塚独特の魅力をお持ちの方。雪組路線の方の中では「宝塚を見た!」と満足させてくれる方ではないかと勝手に思っております。あと私、彼女のお芝居がとても好きなんです。勝海舟@誠の群像、武田観柳@るろうに剣心、シャンドン伯爵@ファントム、土方歳三壬生義士伝あたり特にですね。ワンスもキーパーソンらしく、楽しみです。

 

真那春人さん

顔が好き。です。はい。

 

彩みちるさん

おっっっっっっっしゃれ!ですよね!!あとるろうに剣心の弥彦が最高に好きでした。ファントムのソレリちゃんも好き。雪組の残念なところは(和物が多いから?)女役さんの活躍の場がなかなか与えられない演目が多いところだと思っているのですが、彼女は私の中でもっとお芝居してほしい女役さん筆頭です。これについても上田大先生、なにとぞよろしくお願いいたしまする。

 

縣千さん

みなさん仰るように、パッと目を引くなにかをお持ちですよね。気になります。

 

暁千星さん

この方はI AM FROM AUSTRIAを観に行ってからずっと気になっています。すっごい御曹司っていうイメージしかなかったけど、たぶんすごく考えて緻密に、いろいろなことに気を配りながらお芝居される方なんだろうなと。考えてみればBADDYの王子も結構好きだったな。朝美さんと違って「果たしてトップになれるんだろうか…」という気を揉まなくてすみそうで、単純にこれからのご活躍が楽しみです。

 

 

お察しの通り、組にだいぶ偏りがあります。まあ星組宙組の作品は一つも観ていないので致し方なしです(「翼ある人々」「神々の土地」「龍の宮物語」は興味ある)。それでも宙組はなんとなく路線の方々は分かるのですが、星組はまじでトップコンビ、天寿さん、瀬央さんくらいしか分かりません。有沙さんはルパン三世で観たから知ってる。

不思議なのは花組で、作品数だけ考えれば雪組の次に観ているはずなんですが、ランクインしたのは組替え直後の永久輝さんだけ。作品自体は結構好きなんですよね~おもしろいですね。まあ鳳月さんしか見ていなかったから説もあります。笑

 

あー楽しかった。おやすみなさい。

2019年のわたし

あけましておめでとうございます。

なんとか2019年を終えられてほっとしています。というのも、2019年ほど先の見えない日々はこれまでの人生の中で初めてだったからです。1年先どころか数か月先でさえ、自分が何をしているか全く想像のつかない状況でした。

一寸先が闇なのか光なのかの判別もつかぬまま過ごしてきた1年でしたが、だからこそ、自分は何者なのか、何をしたいのかについてよく考えざるをえない1年でもありました。というわけで、考えたことを少し書いておきたいと思います。自分の整理用かつ備忘録です。

 

 

〇他人は「自分の思い通りには」変わらない

よく「他人は変わらないから自分が変わるしかない」って言うじゃないですか。わたしこの言葉あんまり好きじゃないんです。なんかいいこと言っているようで他人を簡単に切り捨てているし、結局楽な道に流れているだけでは?と思うから。別に楽な道を選ぶこと自体は悪いことじゃないですけど、さもそれが一番賢いことみたいな感じで言われると??ってなります。

っていうか形容矛盾じゃない?自分という人間が変われるなら、同じ人間である誰かだって変われるでしょう。

だから、この言葉は正しくは冒頭の通り、「自分の思い通りには」他人は変わってくれない、動いてくれない、ということですよね。そんなの当たり前体操すぎます。だけど自分も他人も変われるのだから、諦めずにコミュニケーションをとっていきたいとわたしは思っています。

同様に、「あの人はもう〇歳だから、〇年あれで生きてきたからもう無理だよ」というのも好きくありません。そういう場合はたいていその言葉によって我慢させられる誰かがいるし、何歳になっても人は変われると信じているから。年齢だけで諦められるのは悲しいことだなと思います。

 

〇一人ではなにもできない

わたしには実現したい理想があり、その理想はそれなりに正しいというか、少なくない尊敬する人たちが評価してくれました。だけど、仮にそれが正解だったとしても、わたし一人だけが知っていても社会は何も変わりません。ある程度権力を持ったうえでの押しつけでも、あんまり意味がない。「なんでこんなことも分からないんだ」と苛立つのではなく、地道に対話を重ねて力を借りていくしかないのです。もちろんその過程で私自身の考えが変わっていくこともあるでしょう。というか、それがなければただの正義の押し売りになってしまいます。

一方で、全ての人に分かってもらう必要もまたないのだと思うようになりました。最初から諦めてしまいたくはないけど、たとえばナチを賛美する人と分かり合える気はしません。だけど、そういう人がいても「ナチの再来は絶対に防がねばならない」という社会的コンセンサスを構築することはできます。最近ちょっと不穏な空気が漂ってきているけれど…。

 

〇因果応報

2019年、いちばん痛感したのはこのことでした。大学院へ出願するにあたり、履歴書(CV)や大学の成績やパーソナルステイトメントを書く必要があったのですが、多少は盛ったとしてもやっぱり嘘は書けないわけです。大学で手を抜いていた授業はそれが成績となって表れるし、一生懸命やっていたこと、常に心がけていたことは自分の言葉で記述することができます。真面目に取り組んでいたこともそうでないことも、それがそのまま今の私に跳ね返ってきました。

だから、大事なのはどの組織に所属するかではなく、自分でしっかり考えを持ってその場で最善を尽くすことなのだと思うようになりました。頑張ったことは、必ずなんらかの形で将来の自分に返ってくるし、逆もまた然りです。

 

〇できるようになりたいこと

・英語(TOEFL100点の呪縛から早く逃れたい。がんばる。)

・フランス語

・韓国語

・教育系のバイトの経験を積む

・英語の論文を難なく読む

国際法、国際情勢について勉強する

 

〇したい仕事、関わっていきたいこと

将来はより弱い人の助けになるような、公務員的な仕事をしたいと思うようになりました。いったんはフェードアウトしたというか、そうじゃなくても生きていけると思っていたのですが、やっぱり仕事としてもそういうふうなことをしたいと気づきました。今はふつうの民間企業でバイトしているのですが、特に楽しい(というと語弊があるかもしれないが)と思うのは、子どもやお年寄り、障害のある方の手助けをできたときなので、やっぱり自分はそうなんだな~と。

これからどういう人生をたどることになるのか、今は全く想像できないけれども、常に指針はそこに置きながら目の前のことをがんばっていきたいと思います。

 

はい、というわけで備忘録でした。

ジェンダーギャップランキング121位によせて

先日、最新版のGlobal Gender Gap Report が出ましたね。

www.weforum.org

 

わが日本は栄えある(ない)121位にランキングされました。第一印象としては「あーまーそうだよね、それにしても結構落ちたな」というところでした。

なんといっても医学部入試でド直球の差別をやらかした大日本ですからそりゃ下がろうってもんです。まあ別に今年発覚したってだけでこれまでもずっと行われてきたことだし、発覚しないよりはしたほうがいいんですけど、それに喜んじゃうとハードル低すぎて切なくなります。

というわけで、日本の男女格差について思っていることを書き留めておこうと思って筆をとっています。

 

 

問題を定義する力

早速本題に入る前に。ランキングの力、すごいなと思いました。「121位」という数字が出て議論が巻き起こる。日々女性差別死ねと思っている人々にとっては、「ホラひどいでしょ」と提示する武器にもなるし、「こんなしんどい国でよくがんばってるよ」という慰めにもなる。

もちろん完全無欠なランキングではありません。けれども、誰が見ても分かりやすい客観的指標を使い、この世界の一側面を目に見える形で表してくれています。というか完全無欠なものなんてありっこないんだから、パーフェクトでないことそのものを殊更にあげつらうのはナンセンスです。よく「アラブ諸国より下なはずがない(からランキングの作り方がおかしい)」的な言説を見るんですけど、「アラブ諸国にすら負けている分野がある可能性」(事実と言いたいが)を直視してくれ…と思います。

で、私は今大学院進学を目指しているわけですが。研究が持つ大きな力の1つはこういうことだよなと思います。現状を分析し、問題を定義し、世間に投げかける。その積み重ねが今であり、改めてこれまでの人類の歩みに敬意を表したくなります。

 

閑話休題

 

女性のせいにしないで

女性議員が少ないとか女性管理職が少ないとかいう問題に対して、「でも女性自身がなりたいと思っていない」「機会は平等にあるから結果として男女不均等でも問題ない」なんていう戯言はもうたくさんです。うんざり

生まれつき女性より男性のほうが優れているなんて非科学的言説を信じていない限り、母数は男女半々なのに権力的地位には圧倒的に男性しかいないことの不均等に気づけますよね?その不均等を生んでいるのは社会です。長とつくものを女子がやろうとしたら出しゃばりと言われたり、家事の手伝いを女子だけがさせられたり、女の子の浪人はみっともないと言われたり、東京に行かせてもらえなかったり、そんなことの積み重ねの結果が「管理職になりたがらない女性」なんです。Do you understand?

仮に今管理職や政治家になれるポジションの女性がいたとしても、圧倒的男性社会のなかでセクハラも覚悟しながらやりたいと思えるでしょうか。私は思えません。

まあていうか件の医学部入試事件で一番狭義の機会平等すら保障されてなかったということが判明しましたがね。もはや乾いた笑いしか出ませんがね。それが医学部に限った話だって、今やどうしたら信じられますか?笑

そこまで把握したうえで、そういう意識を植え付けられてしまった女性をどうやったらサポートできるかから出発してください。現実問題として男社会に最初に入っていく女性には多大な負荷がかかることを前提とした制度作りをしてください。社会から刷り込まれた意識は簡単に変わるもんじゃないし、変われば解決する問題でもありません。

 

121位というファクトを直視して

「むしろ日本は女尊男卑じゃないか」「こんなランキングに意味はない」

Shut up, please.

映画館のレディースデイとかね、男性差別であること自体に異論はないです。でもさ、それと賃金格差とか非正規率とか医学部入試とか、同じレベルの話だと思う?本気で??

たしかに120位と121位を比べてどっちが上だ下だということに意味はないと思います。でも、10位と121位は明らかに違うぞ?少なくない女性が「121位か~まあだよね~」って言っているのに、強者側にいて構造が見えづらくなっているほうから「そんなの嘘っぱちだ」とかいって勝手に無効化しないでくださいますか?

 

もううんざり

いきなり後ろ向きで申し訳ないですが、私はもう疲れました。確かにいいニュースもありました。#KuTooが盛り上がったり、伊藤詩織さんが民事で勝訴されたり。彼女たちの勇気と不断の努力には本当に敬意を表するほかないです。だけど、石川さんも伊藤さんもものすごい量と質のクソリプに晒されていたり、どう考えたって自民党は女性議員増やす気なんてないだろうなとなったり、圧倒的な勢いを誇る絶望がわずかな光もかき消してしまいます。別に外国が桃源郷じゃないというのは分かっているつもりですが、私はとりあえず日本を出たいです。緊急避難、というか正当防衛が必要です。

 

とはいえ身の回りの世界で諦めはしない

とはいえ、私はまだ日本にいて日本で働いています。テンプレかってくらい管理職はみんなおじさんだし、若い女性は自分大好きおじさんの餌食にされています。そういう日々の世界のことまで諦めてしまうことは、自分に許せません。ごく狭い範囲ではあるけれど、うっとおしいおじさんに対しては「もういい加減にして」と言っていきたいし、過剰に接待させられている女性たちには「そんなことする必要ない」って思ってもらいたいです。それは頑張ります。

 

これがおそらく2019年最後のエントリと思うと切ないですが、2020年も元気に闘っていこうと思います。みなさまよいお年をお迎えください。

【宝塚】月組I AM FROM AUSTRIAの思い出

こちら完全に独り言なのでいつにもましてまとまりがなくなっております。

FNSで雪組の沼に引きずり込まれ、奇跡的に(本当に奇跡だった。神様ありがとう)全国ツアーのチケットを手に入れた私は考えました。この貴重な観劇を、絶対に後悔なく楽しみたい。しかし観劇などほとんどしたことがない。20年近く前にライオンキングを観に行ったのが最初で最後。開演何分前に劇場に着けばよいのか?オペラグラスは必要なのか?タカラヅカ的「お約束」とはどんなものなのか?…分からないことがありすぎる。

というわけで、言っちゃあ悪いが雪組観劇の「予行演習」としてIAFAの当日券チャレンジをすることにしたのでした。

もちろんそれだけではなくて、ツイッターを見る限り演目の評判はおおむねよかったし、月雲の皇子とBADDYを鑑賞した私は鳳月杏さん・輝月ゆうまさんが大好きになっていたし、気になる海乃美月さん、美の擬人化と名高い月城かなとさんのご尊顔を拝んでみたかったというのもあります。

で、感想。

きらびやか。タカラヅカってすごい。

なんていうか、美しいジェンヌさんたちが舞台を埋め尽くしているだけで生まれるパワーありますよね。すごかった(語彙力)。その中でも一際輝きを放つ月城氏の美。うーん確かにアレはすごい。海乃さんが突然踊りだしたときは驚いた。笑 舞台装置も、おお…コレが噂の銀橋か…おっと盆がまわったぞ、うわなんかはしっこからジェンヌさん出てきたなどなど初心者丸出しの感動ポイント。っていうか幕があがる前からセットに感動してた。笑 あとなぜかエレベーターをつかっての入りハケが好きでした。

あと生オケね!素敵!!生オケ聴けるだけで当日券2000円元とれるからよいですよね。

 

Nix is fixとマッチョマッチョの中毒性

楽曲がよいという噂を聞いていたものの、特にこの2曲の中毒性すごかったですね。しばらくオーストリア版エンドレスリピートしてました。笑

マッチョマッチョは暁千星さんのスタイルが衝撃で、まだ真ん中で踊って歌ってらっしゃる場面が頭に浮かびます。いや、脚長すぎ顔小さすぎだわ。。

 

鳳月杏さん、好き。

脚が長いといえば鳳月杏さん。いやーこちらも長いおみ足でいらっしゃること。後ろ向いたとき、ジャケットの下から即脚!ってのがすごいですよね。お尻が完全に隠れていらっしゃる。正直役としてはあんまり好きになれなかった(鳳月さんの役作りとは全く関係ありません。脚本の話)のですが、うまいのは文句なしにうまいし、鳳月さんという役者さんに関してはより好きになりました。FOCUS ONの和服姿の殺傷力パなくないですか???

月雲の皇子大好きマンとしては、やっぱりあの切れ長の目で一切の情状なく冷酷に見下す役をやってほしいよ~~あかねさすの中大兄皇子とかぜっっっったい最高なの分かってるんですけど、私の中での額田像ができあがってしまっていて、仙名さんはちょっと違うと思ってしまったのだ…(仙名さんが悪いわけではまったくない)。もう1回観るにはちょっと胆力を要するのでお預け中です(1回目は中大兄明日海さんverで鑑賞しました)(全く関係ないけど朝美絢さんの大海人皇子@フォトブックやばかったね?)。

 

輝月ゆうまさんも、好き。

月雲の皇子で感銘を受け、BADDYで完全に落とされました。いやーピンク髪がよっっくお似合いで。たぶんオペラ率いちばん高かったの輝月さんだと思う。わたしは…BADDYでこれをやりたかったんだ…ひたすらオペラで追いかけたかったよヤッティ。なんの場面かはまったく覚えてないけれども、輝月さんがカメラを高くかかげてエマを撮ろうとするところが網膜に焼き付いております。

なんで、とかどこが好きなの?と言われるとちょっと詰まってしまうのですが。とりあえずうまい人が好き、あとはなんでしょうねえ、、すべての言語化を諦めますが、まあ要は雰囲気です。

いつか主演してくれないかなあ。そのとき日本にいたら死ぬ気でチケットとるよ~

 

ごめんやけど、トップコンビの場面はあんまり

いやほんとファンの方には申し訳ないのですが、美園さんの洋画の吹き替えのような息多めの台詞まわし、珠城さんの引っかかりのなさが私的にはちょっとアレで、二人のシーンはあまり集中できませんでした。おーなんか飛んでるすげえとは思いましたが。BADDYではお二人とも(特にブルーラグーンの美園さん!)好きだったので、ちょっと演目・役・私のテンションとの相性がよくなかったですねえ。あ、ただ珠城さん高音歌うとき必ずちょっとピッチ下がるのは聴いててしんどかったです。月雲とBADDYではあんまり思わなかったのになあ。お忙しいんだろう。。

 

笑いのセンスが好きじゃない

実は3時間、ほぼ真顔で観てしまいました。お芝居観るの向いてないのかな…?とも思いましたが、翌日の雪組観劇ではニヤニヤしたりハラハラしたり忙しかったので、そういうわけでもなかったです。

単におもしろくなかったというよりは、それ、笑えないよ…と引いてしまいました。珠城ジョージの肩を持つ鳳月ヴォルフガングが、海乃ロミーに反対されたらすぐ手のひらを返すというところでよく笑いが起きていたのですが、なんかそういうすぐカリカリしちゃう女性に頭が上がらないようでいて大きな愛で包み込む男性、みたいのがね…。ありきたりすぎるし、ロミーの怒りや悲しみ(というとちょっと大げさだけど)が矮小化されているような感じがして。結局全部分かってるのは男なんだよ、みたいなのが好きくなかったです。

あと、パブロの片言。なんていうか、片言自体が外国人を見下す要素を含んでいると思うので、取り扱いには相当慎重になるべきだと思うんですよね。私は今英語とフランス語を勉強していますが、いろいろ苦労しながら必死に話しているのに、訛りを真似されたらすごく悲しいし傷つくと思います。なんか、別に片言じゃなくてもよかったんじゃないかなあって。ただ、あんまり片言で笑いが起きている場面は多くなくて。今日ちょうどツイッターで、そこで安易に笑いが起きないように暁さんが相当気を付けて演じられてるという批評を観て、ああそういうことだったのかと思いました。不明にして思い至りませんでしたが。本当にありがとう暁さん。

 

自国礼賛に?

最後「オーストリアは素晴らしいところだ!」ってな感じで終わるのですが、まあまず日本で言われても「ふーん」って感じになってしまうのは想像力の問題でもあるので置いといて。

これ、ウィーンで上演されてすっごい人気だったんですよね?観客の視線が内向きすぎませんかねえ…。たとえば日本で「日本は素晴らしいところだ!」がオチの演劇があったら、そうとは言えないだろう人たちの顔が思い浮かぶし、なんかナショナリズムみたいで気持ち悪いし、もしスタオベでも起ころうもんならその空間から逃げ出したくなるだろうなと思います。しかもオーストリアも最近右傾化してると聞きますしね。。もしキャストの中にオーストリアという国家に苦しんできた人がいたとしたら、その人はどんな気持ちだっただろうか。

 

というわけで。

キャストの方々と舞台装置、音楽は素晴らしかったのですが、話そのものがあまり好きになれませんでした。正直、この演目雪組じゃなくてよかったなあと思ってしまいました。たぶん雪組だと圧倒的歌唱力と贔屓目でモヤモヤしながらも感動させられてしまっていたと思うので。次のワンス、そこがちょっと心配なのですよね。。その点、次の次のウエクミ大先生はもう絶対信頼しているので、なにがなんでも観に行きたいところでございます。生田先生もそのへん信頼されているイメージ。いや本当この二人を充ててくれてありがとうございます決定に携わった全てのお人。

と、月組に話を戻しますと。次の鳳月さんの主演舞台は(少なくとも鳳月さんは)素晴らしいだろうし、海乃美月さん安定してる(娘役が階段一人降りできる組って素晴らしいと思います。もちろん海乃さんの功績あってのことではありますが)し、暁千星さんは思った以上に輝いていたし。月城さんのトップは楽しみだし、風間柚乃さんもとんでもないという話だし、月組はほんと層が厚くてよいですねえ。ただあの悪名高いサイコパス人事がね…そんだけ揉まれないとスターは生まれないってことなの…。輝月さんはどうか末永く宝塚で活躍していただきたいです。専科(だけには限らないけれども)の待遇向上をぜひともお願いいたします。

以上、独り言でした。

「男」になるか「女」として二流の道を行くか(「女ぎらい」を読んだ)

こんばんは。やっと(というか無理やり)脱したと思っていたTOEFL地獄に再び舞い戻ってしまいました。でもこうなれば一発で100点取るしかないのである。がっでむ。

 

さて今日はかの上野千鶴子氏の「女ぎらい」を読了しました。相変わらずフェミニズムに偏る私の脳内積読消費。思ってたよりもフロイトとかラカンとか心理学の話がいっぱい出てきてちょっと圧倒されてしまいました。全くの専門外なのですよね…まあ、勉強は、いずれ。

 

なのでちょっと本の主題からは外れるかもですが、私の数年越しのモヤモヤをといてくれてスッキリした話をば。

 

私の元の職場はまあ社会的にはエリートと言われるところで、超絶男社会(部署によってはまじで女性が1/70とか)。最近やっと女性を増やし始めたところです。といってもようやっと3割にのせる程度。

学生のときからいろいろ説明会などに参加していて、人事の人とは本番の採用面接の前から顔見知りでした。いよいよ内定をもらえそうという段になり、私は衝撃を受けました。その人事担当者の口調がいきなり砕けたのです。端的に表していたのが、名前の呼び方。それまで「(名字)さん」だったのが「お前」に。

…パードゥン?

びっくりしてその場では何も言えませんでした。

そしてそのあとわりとすぐに衝撃その2が。なにかの拍子に別の職員とその話になり、「お前って言われてびっくりしました、アレはいかんでしょう」と言ったら、「女の子に『お前』はダメだよね~」と。

…パードゥン?(2回目)

そんときはいや男も女も関係ないだろ、と思っただけだったのですが、なんとなくモヤモヤが心に残り続けていました。

もう結構前のことなのでもちろんずっとそればっかり考えていたわけではありませんでしたが、「女ぎらい」の以下の記述にあたって思い出し、「ああ、そういうことだったのね!」とひじょうに納得しました。

 

よい成績がよい学校を、よい学校がよい社会的な達成を意味するのは男にとってだけだ。学歴と父親のコネで一流企業へ入社するところまでは行けた。だが、和恵を待っていたのは、女向けの二流のコースだった。

 

後輩を「お前」と呼ぶ垂直的な関係はホモソーシャルの特徴の一つだと思うんですが、人事は「お前」呼びによって私を「男化」することである意味男女同権を示そうとしたんでしょうね。「お前」もこの組織の一員となったからには、我らホモソーシャルの一員だと。「女」だけどそこへの参加資格をありがたく頂戴したわけです。

いやいや。そんなもんありがたくもなんともねえ、私はそんな資格はいりませんと表明すると、今度はすぐさま「女」認定、ホモソーシャルに加わらない「二流」の者と判定されたのです。(表面上)丁寧に扱うけどメインストリームには決して出ていかない「女向けの二流のコース」行きです*1

事実、その職場では結婚して子どもがいる女性職員はほぼ例外なく閑職、同じく既婚子持ちの男性職員は激務の部署、そして独身の女性職員は「あいつは『男』だから」と言われる始末。

 

まあさすがに2019年、変わりつつあるとは思いますが。依然、女性にとって地獄なのには変わりないです。

という思い出話でした。

*1:まあさすがにその先輩もそんな意地悪を言うつもりではなかったというのは分かりますよ。概念的な話です

出願関係スケジュールまとめ

最近暇すぎてタカラヅカからどうでもいい独り言まであっちゃこっちゃ飛んでいたこのブログでしたが、一応メインは留学関係のつもりです。というわけで久しぶりに(という時点でメインではないというツッコミはさておき)そのお話をば。

 

わたし、2つの大学院に出願していたのですが、そのうち1つからは早くも結果が来ました。はええ。油断してた。大事そうなメールはなかなか開けないことに定評がある私ですが、今回はどうせ落ちてるでしょハイハイと思っていたので一瞬で見たのですよ(英語の点数も大学の成績も足りていないため)。そしたらですね。

受かってた。

受かってました。

※ただしConditional offer。やっぱりTOEFLは100点を取らねばならない。

 

というわけで、もういっこのほうも最早待つしかすることがないので、スケジュールをまとめておきたいと思います。待つしかすることがない状態になったのはもうちょっと前ですけど、落ちた奴の言うことなんかどうでもいいじゃないですか。なので、受かったのを機に。

 

2018年

9月下旬 退職&留学に挑戦することを決意

10月    とりあえず大学院についてなんとなく調べて、TOEFL目標88点だと思う

     仕事の繁忙期で、TOEFLの勉強はほとんどできず。

11月下旬 TOEFL① 65点

12月   繁忙期を脱した解放感で遊びまくる(勉強特にせず)

2019年

1月上旬 TOEFL対策としてシャドーイングを開始

      Reading用の本、TOEFL対策本もこのあたりで買った気がする。

2月下旬 TOEFL② 74点

3月   退職関係でバタバタしており、またもや勉強はおざなりに

4月~5月 英語圏の国で生活。TEDict、English conversationをおもにする。ここでようやくリスニング・スピーキングへの強烈な拒否感は抜ける(できるようになったとは言っていない)。

5月上旬 TOEFL③ 85点

6月上旬 DELF B1受験

6月下旬~7月上旬 ようやく本腰を入れて大学院リサーチをし、出願校を決定TOEFLが88点なんてお話にならないことに気づく。目標を100点に。

7月上旬 大学の教授へ推薦状の依頼、奨学金の推薦状については下書きを作成して送付

7月中旬~8月下旬 ひたすらTOEFLの勉強&伊藤国際奨学金の願書作成

8月上旬 TOEFL④ 94点

9月中旬 大学院出願用の推薦状の下書きを作成し、教授に送付

9月下旬 TOEFL⑤ 99点

9月~10月中旬 ひたすら大学院出願書類(特にPersonal statement, Motivation letter)の推敲アンド推敲アンド推敲。

10月中旬 2校ともに出願完了&平和中島奨学金応募完了

12月上旬 1校の条件付き合格通知を受け取る

 

TOEFL、Personal statement、奨学金については別々にまとめたほうが分かりやすいかもしれませんが、とりあえず一緒くたにしてみました。あ、ちなみに伊藤国際は書類落ちでした。悲しい。

 

改めて思うのはやっぱり、

出願校決めるの遅くない?

ってことですね。すいません。馬鹿でした。もうちょっと早く決めてれば余裕でTOEFL100点キメてたかもしれんのに…。一応4~5月は本当に留学するのか?日本での道もありでは?と悩んでいたというのもありはするのですが、それにしてもねえ。6月も終わるころになって突然あと1か月で100点取らねばとなった絶望は凄まじかったです(結局今に至るまで取れていないが笑全然笑い事じゃない)。

 

これだけじゃあんまり役に立ちそうにない情報ですが、どこの大学院受けたの?とか、推薦状は誰に頼んだの?とか、詳しいことはまたおいおい書いていこうと思います。

 

まさか受かると思っていなかったけど本当に憧れの大学院だったので、しばらく信じられなくて嬉しくて全然寝る気になれなかったのですが、ようやく落ち着いてきました(なお現在時刻は朝4時を少し過ぎたところ)。

明日からまたTOEFLの勉強がんばります…憂鬱だけどもう四の五のいってられない。絶対に今度こそ一発で決めねば(これが本当の三度目の正直)。おやすみなさい!