Parce que c'est comme ça

欧州大学院生。最終目標はバカンスのある人生。パスクセコムサ。

中間を乗り切った&優しい人たちのはなし

気付けば3月もなかば。こちらに来てから半年が経ちました。早すぎうける。

先週から今週にかけて中間試験&課題の山場でしたが、なんとか今日のプレゼン(これは別に中間というわけではないがドン被りしてしまった)で一息つけました。と言っても早速来週締めの課題とか期末課題の準備そろそろ始めないと、というところではあるのですが。

先学期の中間の時期は、課題の数自体は同じか少ないくらいだったと思うのですが、いやあしんどかったですね。課題を出すという行為自体が初めてで、果たして自分の書くものが理解可能な英語なのかどうかすら分からなかったし、統計の授業はわけ分からんし、統計に限らず授業全般的に聞き取れてなくてほんと辛かったです。

今期は全体的にいつものルーティンで読まなきゃいけないリーディングの量が少ないというアドバンテージも大きく、また1つを除いて結構いい成果物を作れたんじゃないかと思っています。時間は相変わらずかかるけど、精神的にも結構安定していて、ついったでの愚痴吐きがずいぶん少なくて済みました。前期の成績笑えるくらい悪かったんですけど、今期はマシにできるといいなあ。

そして、3月に入って明らかにリスニングが安定してきました。全体として何言ってんのか分からないということが減って、今の一単語だけ知らんかったなとか、ここが聞き取れんかったなと自分で切り分けられるように。一単語だけ分からなくてもだいたい文脈で推測できますしね。各種ポッドキャストなども明らかに内容が把握できるようになってきて、ああ成長したなとほんと感涙ものです。とはいえまだまだ100%理解には程遠いし、グループディスカッションはうまくいかないことのほうが多いのですが。

 

さて、基本的に一人で黙々と過ごすスタイルなわけですが、ここ二週間ほど諸事情により人と連絡する機会がありまして。一人はクラスメイト(会ったことはない)で、秋学期にした私のプレゼンを見て連絡をくれた人です。お母さんが日本の方で、日本の男女格差についてのプレゼンを興味深いと思ってくれたよう。この人がスーパー親切で、懇切丁寧にカバーレターを添削してくれました。大学院入試で出すPersonal statementでも思ったけど、こういう系の書類書くのってほんとしんどいですね…。自己否定の繰り返しなんだもの。案の定最初に見てもらったやつは全然だめで、でもここがだめだったというのと同時に、「最初としては悪くなかった、英語もよかったよ。外国語で人生を語るなんて難しいことはよく分かってる(からあんまり落ち込まないで)」と言ってくれて、不覚にもほろりときてしまいました。

あとは、日本で働いていたときにお世話になった方々。みなさま年単位でご無沙汰で、かつ私の厚かましいお願いに応えていただく義理も特にない方々なのですが、本当にレスポンスが早い&優しくて。たぶん全員数時間以内にお返事をいただけて、応援してるよと一言添えてくださっていました。思い出したら涙が。

話されていることが理解できないというのは日本ではあまり経験してこなかったことで、飲み込みの早さみたいなものが己を支える大きな柱の一つだったので、それができなくなってしまったというのがつらさの根本だったんですよね。同時に、勉強してもできない、授業が理解できないってこういう感覚だったのか、と知りました。すごく傲慢なことを言っている自覚はありますが、正直なところです。だけど、英語世界での自分が全てじゃないと思い出すことができました。確かに英語はできない、議論に満足に参加もできていないけれど、日本では真面目に働いて、それを評価してくれる人はそれなりにいたんです。リスニングもましになってきたことだし、真面目にやっていればきっとうまくいくときがくる、と思えるようになりました。

 

最大の懸案事項はまだ片付いていないし、中間が終わったと思ったらすぐに期末がやってきてしまってあんまりゆっくりできる暇はないけれど、それでも来月の終わりにはほぼほぼ終わっているはず(と思いたい。面接頑張れ、自分)。そしたら待ちに待ったバカンスです!!!いえあ!!!あと一カ月半、頑張ります:)