Parce que c'est comme ça

欧州大学院生。最終目標はバカンスのある人生。パスクセコムサ。

【2021/8】フランス ビザ(Titre de séjour)更新

こちらにやってきてほぼ1年が経過したことに伴い、様々なことものの更新をしなければならなくなり。なんで!電話!ありきなの!おこ!!血反吐を吐きながら(嘘)一応終わらせたので記録を残しておきたいと思います。まずは在留許可から。

 

1年半くらい前からかな?手続きはすべてオンラインでできるようになっており、プレフェクチュールにRDVを取る必要はありません。

期限が切れる2か月前には申請を終えているといいようですが、学校の成績証明とかそんな早く出なくない??とりあえず秋学期の成績だけで送ってしまえばいいのかしら。分からん。

 

 

〇準備した書類(必要なものは人によって違うと思うので、あくまで参考です)

概ね取得に時間がかかる順です。なんか抜けてたらごめんなさいだけど忘れるくらい準備するのが簡単だったやつだと思う。

 

①学校の成績証明書:学校による

 学生ビザなので、初年度の成績証明書を送る必要があります。これはまあ期日から遅れるとか発行してくれないとかいうことは考えにくいですが、期日より早く出してもらいたい場合は学校の担当者に相談する必要があるでしょう。そんなことが可能なのか知らないですが…。

②学校の在籍証明書:学校による

 学校に翌年度のenrollment certificateを発行してもらう必要があります。学校によって要件は違うでしょうが、授業料振り込んだりでちょっと面倒くさかった。カードで払いましたが、Société Généralがオンラインだけの申請で一瞬で限度額何千ユーロも上げてくれるところで助かりました。その辺予め調べといたほうがいいかも。こちらは申請さえすれば証明書は即(たしか翌日くらい)出ましたが人によってはかなり待ったみたいなので、早めにやったほうがいいですね。

③銀行の残高証明:1週間くらい

 私の場合奨学金を受け取っていないので(全部落ちた悲しみ)、十分な残高=615ユーロ/月、つまり7380ユーロ以上の残高証明が必要でした。これはたぶんどの銀行でも担当者に連絡して発行してもらうものと思います。私の場合メールしても全然音沙汰なく、何日か待ってからはよしてくれえと電話したら「この電話のあと2分で送るから!」と。いやいやそれなら最初から2分で送ってくれよ。しかもこのあと確かに数分でメールが来たけど添付漏れというオチでした。まあそういうこともあるけどさ。

 なので、おとなしく待たずにさっさと電話するのがよさそうです。っていうかフランスもう全部これ。ハードモードだわ。

④デジタル写真と署名:最寄りのPhotomatonまで往復する時間+5分くらい

 パリならそこらじゅうにあるPhotomatonで、写真を撮って署名を書きます。これね、Photomatonならほんとにどれでもいいのだけど、箱によって「Titre de séjourいけるよ」って書いてあるやつと運転免許(Permis de conduire)のことしか書いてないやつとあって私は混乱したのでした。大丈夫、運転免許のことしか書いてないやつでも有効です!

④居住証明:(私の場合は)すぐ

 私の場合シテユニ住まいなので居住証明書を出してもらって(それ自体は数分だった)そのまま提出したのですが、よく読んだら求められていたのは直近6カ月以内の居住証明、発行してもらったのは翌年度の居住証明でした。うーん、罠。

 追加書類を求められ、公共料金は個人では支払ってないのですが、住所記載ありの携帯電話の月ごと領収書でいけました。ここ↓には直接携帯電話とは書いてませんが、たぶん"accès à internet"に該当するのだと思う。

www.service-public.fr

あと家賃の支払い証明書でもよかった気がする。

⑤給与明細:すぐ

資力証明に関連して、十分な残高があればそれでよいとは思いますが、バイトもしているので直近3か月の給与明細も一応合わせて提出しました。これは申請時点で手元にあるものを提出するだけでよかったのですぐでしたが、もしなんらかの事情で給与明細が手元になく他の資力証明手段もなければ早めに勤め先に頼んだほうがいいと思います。まあ、給与明細を給与と一緒に出さないところは他にもいろいろ心配ですが…。

 ⑥パスポート、ビザのコピー:自分のやる気さえあればすぐ

 パスポートとビザのコピーは日本でビザ申請するときを始め何かにつけ使うデータだと思うので、すぐでてきますよね。あと入国スタンプのページも送れみたいなこと書いてあったような気もしますが、面倒くさかったので最後にフランスに入国したところのページだけ送りました。特に何も言われませんでしたけど、そんな横着はよくないですね。はい。

 

ちなみに、出生証明書は要りませんでした。面倒くさかったなあ去年。

 

〇申請手順

 ここ↓からログインして、求められる情報を入力して書類を提出するだけです。書類さえ揃っていればわりとすぐ終わります。

administration-etrangers-en-france.interieur.gouv.fr

完全に忘れてましたけど、1年前入国直後にもこのサイトで滞在許可を有効化しているはずなので、アカウントはできています。ログインに必要なID番号(Username)はビザの番号でもパスポートの番号でもなく、過去のメールを遡って見つけました。パスワードは当然再発行(覚えてるわけない)。

 

〇わたしの進捗

上にも書いたけどほんとは2か月前には申請し終わってるのが理想らしいです。が、私はよく調べもせず放置し続けて気付けば1か月前。てへぺろいや一応学校の書類待ってたのよ、という言い訳。結果ちょっと期限が切れてしまいました。期限が切れるの、あるあるらしい。なめてたわ。

<スケジュール>

6月晦日 学校から成績証明書発行

7月上旬 オンラインフォームから申請

ビザ期限2週間前 何も連絡がなくやばいと思い始め、2日に1回ペースでメール&電話。

7月下旬(最初に電話してから3日後) 追加書類(直近6カ月以内の居住証明)を出すように連絡あり

8月1週目 同じく2日に1回ペースではよしてくれとメール&電話。

8月上旬(ビザ期限翌日) Decision favorable(ちゃんとした許可が発行されるまでの繋ぎの書類、効力は正式な許可と同じ)発行

 

〇困ったらとにかく電話するしかないらしい

いろんな人の話を総合すると、手続きを進めてくれと頼むには、とにかく管轄のプリフェクチュールに電話するしかないようです。それもフランス語オンリー。英語で通ってる学生には厳しすぎるよOMD。パリ在住の場合、現時点での番号は3430、下記↓参照。

https://www.prefecturedepolice.interieur.gouv.fr/demarches/les-titres-de-sejour-ressortissants-non-europeens

完全に誰かに代わりに電話してと頼むのもだめっぽく、電話かけるときに一緒にいてもらって、最初の本人確認はなるべく自分で頑張って答えて(無理なら代わってもらってもいいとは思うけど)無理になったら電話を託すしかないようです。OMD。ちなみに電話は混雑してて、そもそも勝手に切れちゃうこともままあるし、繋がるまで概ね数十分はかかります。めちゃめちゃめちゃストレスフル。

わたし途中までは自分で頑張ってみたものの、最終的にはフランス語できる日本の人に頼み込んで代わりに話してもらいました。プリフェクチュールにはすっっっっごい(察して)不親切な人もいて、相手の言ってることが分かんなくて詰まってると勝手に切られちゃうこともあります。Oh Mon Dieuだよほんと。

 

〇確実に期限内に更新してもらうには

①余裕を持って書類を提出する。遅くとも2か月前までには。

②提出が遅くなった場合、遅くなくても雲行きが怪しくなってきたら、とにかく電話する。コンタクトフォームからメッセージも送り続ける。そのときのために1年かけてフランス語を習得する、もしくは頼れる人を作っておく。

居住許可が切れてもフランス国内に留まることはできますが、いったん国外に出てしまったら帰ってこれないし、働いてたらもっと困ったことになります。ほんと、何事も計画的に。って、できれば苦労しないんですよねえ。あはは。