仏検2級二次試験のお話
過日、某所にて仏検2級二次試験を受けてきた。
ちょっと(といっても2週間ほど)時間が経ってしまったので細部は忘れているけれども、備忘録として書く。今後受ける人の参考になれば幸い。
ものすごく暑い日だった。5分歩くともう休憩が必要になるような。
私の試験時間は昼下がりのかなり暑さの厳しい時間帯だったので、クーラーガンガンの会場についた瞬間は天国かと思った。結構広いきれいな待合室が用意されていて、30分ほどそこで聞かれそうなことの想定回答をスマホのメモに打ちながら待っていた。そろそろ呼ばれるというころには結構寒くなっていた。クーラー効きすぎあるある。
何人かまとめて呼ばれて簡単な説明を受けたあと、それぞれの試験室前へ移動。着いたらすぐに前の順番の人が試験室に入るという感じだった。
ドアが薄いのかなんなのか、結構前の人がしゃべっている声が聞こえてくる。わりとずっと受験生がしゃべっていて(なんと言っているかまではあまり聞こえないが)、ただ待っているほうとしては緊張した。隣の部屋は試験官が質問している時間のほうが長いくらいで笑い声なども聞こえたので、私の試験官は優しくない人かも…などと思った。
いよいよ自分の番になり、試験室へ入る。
座ってくれと言われて座り(椅子を間違えかけたが)、Bonjourとあいさつ。日本人の女性とフランス人の男性が一名ずつだった。
男性のほうから、「自己紹介してください」と言われる。私はてっきり問いかけと答えの応酬でずっといくもんだと思っていたので一瞬テンパるが、適当に名前と年齢と職業、あと直近でちょっと特殊なことがあったのでそれを言った。趣味とかは言っていない気がする。
その特殊な事情に女性が食いついてくれて、それで2,3質問と答え。最後の質問はフランス語で答えるのは無理だったので、C'est un peu compliqué...と言ったらそれ以上は突っ込まないでいてくれた。本当はC'est un peu compliqué d'expliquer en Françaisと言いたかったのだがやはり緊張していたようだ。
その後、フランスに行ったことはありますかと問われ、パリに毎年行っていると答えた。パリのなにが一番好きか(たぶん、Que aimez-vous le plus ? だったと思う。)と聞かれたので、Il y a beaucoup de musée, notamment, j'aime le Pompidou.みたいなことを言った気がする。そしたら男性のほうから、近代絵画があるとこだよね?と言われ、これはOui, c'est çaで流す。笑 女性から絵(des peintures)が好きなの?と言われたので、J'aime ca, mais je ne connais pas beaucoup.と返す。J'en aimeと言えたらかっこよかったかもしれない。
それから、田舎と都会どっちに住むのが好きか(preferer)と聞かれた。J'aimerais habiter à la compagne, parce que il y a beaucoup beaucoup de gens en ville. Mais (都会は空港にすぐ行けるのはいいと思うみたいなことを詰まりながら)みたいな感じで答えた気がする。
この辺でお時間ですとなり、おお結構あっという間だったなと思った。Merci, bonne journée!でお別れ。
どちらかというと女性から質問されることが多くて、男性は時折(気になったとこだけ笑)口を挟む感じだった。あんまり自分でしゃべらなきゃ!と気負うことなく、普通に雑談するんだというテンションでいけば相手もそれなりにしゃべってくれてやりやすかった。まあ、冠詞とかめちゃくちゃだったけど伝わればいいでしょうって感じで…。
特に男性から何か聞かれたときはほとんど一発で返事はできなかったが、「こういうこと?」って確認したりで一応それなりにスムーズに流れていったと思う。
まだ結果は出ていないけれども、試験官の反応は結構よかった(と信じている)ので受かった気がしている。
私はしばらくフランス人の先生にフランス語を習っていて、ほぼ毎週フランス人と話す機会があったのが最大の勝因だったと思う。たぶん、2級に関しては細かい文法とかよりも、コミュニケーションがそれなりに取れればよいのではないだろうか。
先生に習うのはやはりお金がかかるので全員ができるわけではない(特に仏検のためだけには)とは思うが、都会ならMeetupなどでランゲージエクスチェンジのイベントに試験前数回参加してみるのがおすすめ。あるいは、スカイプ授業の無料体験を受けてみるとか。笑
とか言って落ちてたら目もあてられないが、結果が分かったらまた記事書きまーす
Bonne nuit!