Parce que c'est comme ça

欧州大学院生。最終目標はバカンスのある人生。パスクセコムサ。

心のスイッチを切ること

こんばんは。定時で帰れるとどんなことでも許せる広い心を持てますね。長時間労働、ダメ、絶対。

 

さて、私は今の会社をそんなに遠くない未来に辞めることにしています。

理由はいくつかあるのですが、そのうちの一つが、「切りたくない心のスイッチがある」からでした。

 

昔、まだ高校生だったとき、私は「誰かがしてほしそうにしているけど直接頼んではこないことをやってあげる」というスイッチを切ったことがあります。長いな。

人間って不思議だなと思うんですけど、本当に「スイッチを切る」という表現のとおり、そう決めてからそのような現象があっても動けなくなりました。年単位で切っていたのでスイッチはさび付いてしまって、もうオンに戻すことは難しそうです。大学生のときはそれで結構苦労したものでした。そういうことがすっとできる人って自分のこともきちんとできるものだし、コミュニティにおいては欠かせない存在です。

ただ、働きだした今、そのスイッチが動かないことが自分を守ってくれていると感じます。どんだけ上司が不機嫌そうにしていても、「お疲れさまです」と言い捨てて帰ることに特に良心の呵責を感じません。これは僥倖でした。

 

私がこの一件で学んだのは、人って意外と簡単に心のスイッチを切れるもんなんだなということ(当時結構辛い思いはしていて、将来これで困ることになったとしても今の自分を守るためにそうするしかないと決めた上でのことではありましたが)。そして、今の職場で働き続けるには、また別のスイッチを切る必要がありそうだということを、薄々感じていました。

 

私にとってはそれは今の職を選んだ理由と深く結びついているもので、それを切ってまで働くというのは本末転倒です。人生において大切にしたいものでもあるので、それを失っては生きていく意味を見失ってしまいます。

 

きっと、自分を守る方法はスイッチを切る以外にもあるんだと思います。分厚い壁で囲うとかね。でも私はその部分ではまだ高校生のときから成長していなくて、守りたいものを損なわずに抱えながら外の嵐に立ち向かうことができません。

 

もっと勉強して、いろんな経験をして、今より強靭になりたくさんの戦い方を覚えたあとなら、もう一度向かい合えるかもしれません。その日のために、私はいったん今の環境から離れます。

 

最初から最後まで自分語りでしたが、

最後に共感を得られそうなフレーズで締めたいと思います。ブラック企業は滅びろ。