人脈または金脈 そして、それに代わるべきもの
人生をぬるっと切り抜けていくためには、人脈または金脈が要ると思う。
たとえばパリに行きたいとして、もちろんお金があれば飛行機のチケットもどんなホテルも取れるわけである。一方で、旅行会社に知人がいればなにか安いツアーを融通してくれるかもしれないし、パリで泊めてくれる人がいればホテル代よりは安く済むことが多いだろう。
不審者につきまとわれたとき、お金があれば引っ越したりセコムを入れたりすることができる。しばらく家に泊めてくれたり、一緒に帰ってくれたりする友人がいても、何もできないよりはずいぶん安心するし効果があるだろう。
両方あれば鬼に金棒、どちらか片方だけでもあなたの人生はだいぶイージーモードになることであろう。
そう、問題は、どちらもない場合だ。そして、そんなことはありふれている。一度得たと思っても、ふとした拍子に失われることもある。
そこで登場するのが社会保障である。働けない人でも、人とコミュニケーションをとるのが苦手な人でも、どんな人でも健康で文化的な最低限の生活を送る権利がある。それを保障するのが社会保障であり、役所の第一義的な仕事だ。
そして、難しくはあるけれど、役所の社会保障としてもやはりお金とともに「人脈」を繋ぐような仕組みを作っていく必要があるのだと思う。
それは必ずしも友達と呼べるものでなくてもいい。でも、最低限、困ったときに相談できる場所を2つは繋いでおけるとよいと個人的には思う。
飽きてきたので詳しくはいつかの後日に譲るが、いわゆるサードプレイスというものが本当に必要だと思うし、サードプレイスがサードプレイスたる所以は、ゆるっとした心地よい繋がりを得られると同時になにか苦痛があればすぐに逃げられるところにあると考えている。だから、地域コミュニティを構築するには、意識して逃げ場を確保しておく必要がある。嫌になったらすぐ引っ越しなんて、多くの人にはできないでしょう。
とっちらかってしまったがとりあえずこれで。