Parce que c'est comme ça

欧州大学院生。最終目標はバカンスのある人生。パスクセコムサ。

わたしはフランスに行けるのだろうか

格通知を受け取り、飛行機を取り、学費すら払ったあとにこの「留学への試み」タグを使う羽目になるとは…正直思いませんでした。

ちらほら交換留学が中止になった例などが耳に入ってくるようになり、本格的に心配し始めています。8月には渡仏する予定だったけれど、本当に行けるのかしら。

 

目下の懸念事項はまずビザ。現在フランス大使館はビザの発給を停止しており、再開についてのアナウンスは特にありません。そして、ビザ申請に必要なキャンパスフランスでの手続きも止まったままです。在日フランス大使館のTwitterはフランス料理やフランス語について呟いてらっしゃいますが、せめて明るい話題をという気遣いかもしれませんが、正直そんなことよりビザがどうなってんのか教えてくれという気持ちになります。。

 

自己中心的に考えるとまずビザということになるのですが、もっと根本的にはフランスでの流行状況ですよね。死者数感染者数ともになかなかたいへんなことになっており、徐々にレストランなども開けていくフェーズに入ったようですが、大丈夫なのだろうか…。EU内での移動を解禁するというニュースも入ってきたりしていますが、また感染者数うなぎのぼりなんてことになったらいよいよ絶望的です。

 

1年ずれていたらよかったのにと思わずにはいられません。去年だったらフランスには行けていたし、来年だったらワクチンができているかもしれない。

あと1年渡航が延びることになったら、どう過ごすかも頭が痛い問題です。そろそろちゃんと仕事したいけど、1年限定で雇ってくれるちゃんとしたところなどあるかしら。

 

より絶望的な気分になるのは、海外に住む、働くということが以前と比べてものすごく難しくなってしまうのではないかということを考えるときです。私はもう日本にはうんざりなんだ。一生帰ってこないかどうかは分からないけれど、とりあえず脱出できると思ってわくわくしていたのに、結局閉じ込められてしまうのだろうか…つらい。

 

とはいえ、今のところフランス政府も秋学期からは学校をあけるつもりでいるようだし、すでに中止の決定を受けた方々よりはまだ希望があるわけで、そもそも今回のコロナ禍で生活の基盤を奪われた方なんかに比べれば些細な不安ではあります。

とはいえ(2回目)さすがにちょっとしんどいかもしれません。OMG。

 

フランス政府とワクチン開発者に心からのエールを。どうかよろしくお願いします。。

TOEFLで100点取るまでを振り返る

こんばんは。深夜からNHKで放映される宝塚を観るために仮眠しようとベッドに潜り込んでみたはいいものの全然寝れなかったので、そのうちまとめなければいけないと思っていたTOEFL格闘記を書いておきます。

 

 

点数の推移

yy/mm RーLーSーW:Total

18/11 17ー17ー13ー18:65

19/02 19ー17ー18ー20:74

19/05 25ー22ー16ー22:85

19/08 26ー22ー20ー26:94

19/09 29ー24ー20ー26:99

20/02 30ー22ー21ー27:100

いやー長かった。大変でしたね。特に5回目の99点ね…ここであと1点取れていたらいろいろと違ったのですが、まあもう今さらいってもしょうがなし子です。

最初はあまり勉強せずにとりあえず受けてみた感じです。ちなみに16年はじめに受けたTOEICは750点でした。その後は各試験日の一か月前くらいから本格的に勉強し始めているので、勉強期間としては6か月くらいです。ただし、19年4月は英語圏に滞在していて、結構しっかりやってました。

以下セクションごとにしていた勉強についてです。

 

Reading

(得点)17ー19ー25ー26ー29ー30

したことはおもに2つです。

①とにかく単語を覚える

どのブログでもおすすめされてますが、この単語帳は本当に間違いないです。めっちゃよくまとまってます。

TOEFLテスト英単語3800

rank4までありますが、rank3まででReading満点取れます。わたしは結局rank4には全く手を出さずじまいでした。ただし、rank3までは本当に漏れなく頭に入れる必要があると思います。私の場合、覚えた単語にはチェックを付けるという昔ながらの方法で3周したあと、それでも覚えられなかった単語をQuizletという単語帳アプリに登録して、ひたすらそのアプリで何周もしました。このアプリ本当に優秀で、音声で回答したりもできます。おすすめ。

ちなみに、TOEFLのReadingにはrank3までで十分ですが、論文を読んだりニュースを読んだりするのにrank4も必須だと痛感しているなうです。ちょうど昨日Quizletに入れ終わったところなので、これからがんばります。

②The intellectual devotionalを読む

www.amazon.com

この本まじでめちゃくちゃおすすめです。全365ページで1ページごとにいろんなうんちくが載っています。日本語版もあります(『1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365』)。なにがおすすめかって、

・題材がアカデミックでTOEFL向き

・語彙の難しさがちょうどいい(rank3の単語が頻出する)

・1ページで1項目なので取り組みやすい。分かんなくて心が折れそうになっても1ページならなんとか食らいつける。

・ふつうに内容がおもしろい

おすすめする要素しかない。特に上2つ、これほどまでにTOEFL対策にぴったりな本もなかなかないんではないかと思います。一回リスニングかなんかで「あっこれ進研ゼミでやったところ…!」現象さえ起こったくらい。

365ページってなかなかの量なので、一冊読み終わる頃には結構英語が読めるようになっていました。一日1~3ページくらいのペースです。

 

Readingに関して本当にほぼこの2つだけです。まあただ一応前提として、受験英語はそれなりにできていたので、文法事項はちょっとぐぐるだけでだいたい思い出せたというのはあります。

 

Listening

(得点)17ー17ー22ー22ー24ー22

分かってます!ダメすぎます!!!はい!!!

特に最後の22点ね…絶望しかなかったですよね…私のこの1年はなんだったのかと…。

TED edをひたすら聞きまくる、中国TPOをやるということをしておりました。体感的にはリスニング力上がってる(最初に22点を取ったときと今とで同じレベルということは断じてないです。さすがに)のですが、まあなにかがダメだったんでしょうね。こんな点数でも100点取れるよという励ましにはなるでしょうか。悲しい。

 

Speaking

(得点)13ー18ー16ー20ー20ー21

分かってますその2。とはいえ、リスニングの壊滅ぶりに比べれば、日本人として目指すべきスコアは一応取れているという感じだと思います。

これもとにかく中国TPOで練習。ひたすら過去問してました。一日一題。

最終的に取った戦略は、とにかく書く。もう考えながら喋ることを放棄しました。

スピーキングはリスニングと違って聞き漏らしても大丈夫なフレーズがあります。あ、ここ別に流してもOKなとこねっていうのが分かるようになるまでにはかなり過去問をする必要がありましたが、それができればこっちのもんです。そういうスキに、もう回答文をふつうに文章としてスクラッチペーパーに書きます。そんでそれを読む。それだけ。笑

もちろんすべてを書くことは不可能です。よくて最初の1/3くらい。ただ、最初にこけなければ気持ち的にも余裕ができるし、大外しはしません。空白も生まれにくくなりました、私の場合。テンプレートはTOEFL Resourcesのものを拝借しつつ、使いやすいように若干改変していました。

www.toeflresources.com

あ、あとこれはTOEFL用というわけではないのですが、発音の練習にShadowingというアプリが本当に役に立ちました。

tinquitepas.hatenablog.com

 

Writing

(得点)18ー20ー22ー26ー26ー27

Writingはなんか昔から得意でした。中学生のとき英語で日記を書いてALTの先生に添削してもらったり、Lang-8という学習サイトを使ってみたり。なので、あまり参考になることは書けませんすみません。

わたしがしたのは、テンプレをある程度頭に入れて、一般論にならないように気を付けて書くこと。テンプレは上掲のTOEFL Resourcesのものをもとに作っていました。で、読み物として面白くある必要も、真実である必要も全くないのですが、誰にでもどんなトピックでも書けるような薄い内容は避けたほうがよいと思います。

私の場合、TOEFLの勉強と並行して大学院へ出願するPersonal statementも作成しており、このPSの添削作業がWriting skillの向上に大いに役立ちました。同じ言葉や構文を繰り返し使わない文章の構成を示すフレーズ(At first, On the contrary,など)をしっかり入れるミスは許されない(特に冠詞抜けがひどかったのに気づけました)というのが共通するポイントだったのかなと思います。TOEFLの場合、ちょっとしたスペルミスくらいなら見過ごしてもらえるようですが。

最後に字数について。どこかのサイトで多く書けば書くほどよい、500語を超えるくらい、と読んで真に受けていましたが、ありゃです。笑 500語も書いちゃうとさすがに時間が足りません。450~480くらいで、ちゃんと見直して細かいミスを直していったほうがいいです。27点を取ったときもたしか460語くらいだったと思います。ちなみにその前の26点は500語超えてました。

 

 

スクールに通う金銭的余裕はなかったので全部独学で、勉強を始める前はもちろん、かなり経ってからも「本当にこのやり方でいいのだろうか?」と不安になっていろんなブログや本を読んだりして、いろいろ試して行きついた私なりの方法がこんな感じでした。まあ特にリスニングなんかまったく奏功してないので人様に自慢できるようなものではないのですが、一応目標だった100点は突破したよということで。Webサイトの中ではTOEFL Resourcesが一番役に立ったかなと思います。

フランス語の勉強も再開したのですが、いやもう本当に、リスニングはどうすればいいんだ教えてくださいえらい人。おやすみなさい。

COVID-19が日本の闇を爆発させている

今回の出来事、当初言われていたより(少なくとも私が思っていたより)深刻な感染症ですね。あれこれ言う前にまずは亡くなられた方に黙祷を。

 

さて、全世界的に猛威を振るっているCOVID-19。全世界ほぼ同時に対応に追われているわけで、日本の異常さがより際立ちます。布マスク2枚てなんやねん。しかも一住所て。いやほんと、人の命とかどうでもいいんだね。

私が日本について嫌だと思っていたところが今回の事件でほんっっっとうに見事に顕在化しており、日本ではもう働きたくないと思った私の感覚やっぱり正しかったと頷く日々です。ざっとあげるだけでもこんだけ。

 

・合理性、科学的根拠より偉いおじさんのお気持ちや利害優先

・いつまでも世帯にこだわる家父長制

・家庭内(性)暴力

・不安定な非正規雇用

正規雇用や保健所、病床を「無駄」と削り続けた結果の余裕のなさ

・「ちょっと体調悪いくらいでは」休めない会社

ネオリベなのかネトウヨなのか知らないけど「国のせいにしないで」精神

社会保障?社会的弱者?なにそれおいしいの?な社会()

 

ひやあ地獄~~~

それでもなるべくそういう絶望感を表に出さないようにしていたのは、私はそれでもかなり恵まれているほうで、今のところコロナの影響もそこまで受けていないからです。私よりももっと弱い立場で、日本を出るという選択肢すらないという人たちのことを考えると、安易に逃げてはいけないしなんとか変えようとしないといけない、と思ってきました。

 

でも、結構もう限界かも。

 

一応夏からの入学許可はいただけたけれども、どうだろう、ギリギリセーフで滑り込めるのかしら。分からないけど、留学できたら、日本以外に生活の拠点を築けるように全力を注ごうと思います。

各種地獄の詰め合わせ:森友事件の文春スクープ

コロナ、えらいことになってますねえ。外出禁止、ロックダウンも珍しくない海外の様子を見ていると、日本はどこのパラレルワールドを生きてんの?という気持ちになってきます。つくづくこの国からは合理性とか社会的保障とか、失われてしまったんだなあ。

 

そんな世界的大事件のさなかですが、週刊文春3月26日号に元近畿財務局職員、故赤木さんの手記が掲載されました。これがもう…いろんなところをえぐってくる殺傷能力の高い代物でした。日本社会のあらゆる地獄の詰め合わせ。様々な格差のせいで、まともなことを言っても全然取り合ってもらえない、逆に追い詰められてしまうという。それは生きてられんくなっても致し方なしとすら思いました。いや、結果亡くなってしまったことについてはまったく致し方なくないというか、絶対に助けなければいけなかったんだけれども。

というわけで、ちょっと吐き出しておこうと思います。

 

 

1.キャリア/ノンキャリアの格差

国家公務員には試験区分により総合職(旧Ⅰ種)・一般職(旧Ⅱ種)の二種類の職員がいます。前者がいわゆる「キャリア」、幹部候補生として様々な部署を転々としながら出世していきます。後者は「ノンキャリア」で、一般的にキャリアよりも異動範囲が狭く、出世のスピードも遅いです。省庁によるかもしれませんが、地方出先機関で採用されるキャリアはまずいないと思います。よって、近畿財務局のようなところでは、ほとんどは生え抜きのノンキャリ職員だが、局長など一部幹部や重要ポストは中央(財務本省)からの出向キャリア職員、というのが一般的な姿でしょう。

出向してくるキャリア職員も、あまりにノンキャリ職員を蔑ろにした態度を取っていては当然職場がまわりませんから、あからさまにノンキャリ差別をすることは考えにくいかもしれません。けれども、いずれ幹部になっていく(人にもよりますが)キャリアと、本省課長になれたら大出世のノンキャリの間にはやはり差があります。し、もっとシンプルに(今回のケースでもそうですが)ベテランのノンキャリ課長補佐の上司が出向組若手キャリア=上司には逆らえないという構図もあります。

なんかねー、優秀なノンキャリの方が入社時の試験区分だけでつまんないキャリアにさえ一生頭があがらない構図っていかがなものかと思いますよ。最近ノンキャリからキャリアへの登用も始まっているようですが(おそらくキャリアの若手があまりにも退職するため)、もうちょっと柔軟に動かせば?と思います。

 

2.中央/地方の格差

地方出先機関はあくまで「出先」、政策をただ実行する機関であり、立案はあくまで東京の本省で行うというつくりになっています。だから、「地方は中央の言うことに唯々諾々と従っていればいい」というマインドが形成されてしまうわけです。

まあ基本構造はそれでいいとしても、運用の実際を一番分かっている現場、地方の意見をもっと尊重する姿勢が必要ではないでしょうか。財務省の内部事情に詳しいわけではないので想像ですが、日本の組織って結構「自分の意見を言うこと自体が罪」みたいな雰囲気あるじゃないですか。とにかく決まったことには従え、と。でもそれ、人の持ち腐れですよねえ。なるべく多くの意見を出してもらったうえで、それをもとに判断するほうが絶対にいいものができるじゃないですか。地方は粛々と事務をこなしていればいい、というマインドは払拭すべきです。

 

3.男女格差

実は今回、一番胸が痛かったのがコレ。赤木さんが亡くなったあとの話なので本題からは少しずれるのですが。ある財務省職員から赤木さんの妻(以下Mさん)あてに、「財務大臣が墓参したいと言っているがどうか」という問い合わせがあり、Mさんはぜひ来てほしいと答えたと。しかしその後、当該職員がMさんの兄に電話でこう告げたという。

妹さんは大臣に来てほしいと言っていますが、マスコミ対応が大変だから断りますよ

じ、じごく~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!

いや、これを地獄と言わずしてなんといおうかという感じではないですか。いや、なんでそこで兄登場する???っていうかそもそもなんで聞いた???どうせ断ると思ったのか、たかが女の言うことごときと思ったのか知らないけど、こんな見事な女性軽視今どきキメられるのすごすぎぃ…

こうやって女は無視され軽んじられてきたのだよ…つら。全体的に赤木さんが亡くなったあとの財務省職員達によるMさんへの対応がドイヒーすぎて絶句するしかありません。出てくる奴出てくる奴全部ク(自粛)。そりゃー事務次官もセクハラ放題だろうわそんな組織。そんな奴らに毅然とした態度を貫き、訴訟まで提起するMさんのすごさよ。本当に応援したいです。

 

霞が関ってやっぱりこういうところだよね…と再確認させられた今回の記事でございました。

さよならTOEFL!!!

長かった。それはもう長かったですよ。

はじめて奴と対峙してから1年以上が経ちました。最初は65点。100点を取らなければいけないと気づいたのは6月。いや無理でしょ…となりました。私の人生において一番できる気がしないミッションでした。

 

はい。

 

100点とったどーーーーーーーーーーー!

 

いやほんとまだあんまり信じられてないんですけど。笑

ようやっと100点取りました。ぴったり100点。

この1年(以上)、本当にずーーーーーーーーーーーっと次のTOEFLが待ち構えている状況でして、もうTOEFLのために勉強しなくてよいという状況にまだ慣れていません。

 

ただぴったり100点ということからもお分かりの通り、めちゃくちゃぎりぎりでした。っていうか結構ありえない得点分布でして…。R30/L22/S21/W27という。

どんなTOEFL対策サイトを見ても、100点を目指す人に対してリスニング22点でいいよと言っているところはないでしょう。自分でもありえんと思います。いやこのクソな点数でよく100いったなマジで。

一応言い訳しておくと、大問1つまじで何言ってるか分からなかった&運もなかったため恐らくこの点数と思われますが、ほかの大問は結構分かった&スピーキングとライティングの音声は問題なく聞き取れております。

 

というわけで残りの障壁はお金だけとなりました。だけと言ってもこいつもまあまあ難関なのですが、TOEFLよりはいろいろやりようがあります。パリが近づいてきたぞ!!!

TOEFLがつらい(自業自得)

こんにちは。気づけば3月ですね。なんというか、何をしていても時間は平等に流れるんだなあと思います。

 

さて、まさかの延長戦となってしまったTOEFLですが、今回も元気に撃沈してきました☆

死んだよね…いや…結構難しかった気はするよ…けどね…

得点調整で1点でも上げてくれればまだ希望は見えてくるのですが。。どうでしょうか…。

 

まあ、元々英語は苦手だったのですが、思った以上にTOEFLには苦戦させられています。ああ、あと一歩というところなのに。

 

かくなるうえは、MyBest Scoreで100点を超えるのは確実なので、それでなんとかおさめていただけないかと大学院にお願いするという手段を取るしかなさそうでございます。それで許してはくれないかしあんすぽよ。

2019年のわたし

あけましておめでとうございます。

なんとか2019年を終えられてほっとしています。というのも、2019年ほど先の見えない日々はこれまでの人生の中で初めてだったからです。1年先どころか数か月先でさえ、自分が何をしているか全く想像のつかない状況でした。

一寸先が闇なのか光なのかの判別もつかぬまま過ごしてきた1年でしたが、だからこそ、自分は何者なのか、何をしたいのかについてよく考えざるをえない1年でもありました。というわけで、考えたことを少し書いておきたいと思います。自分の整理用かつ備忘録です。

 

 

〇他人は「自分の思い通りには」変わらない

よく「他人は変わらないから自分が変わるしかない」って言うじゃないですか。わたしこの言葉あんまり好きじゃないんです。なんかいいこと言っているようで他人を簡単に切り捨てているし、結局楽な道に流れているだけでは?と思うから。別に楽な道を選ぶこと自体は悪いことじゃないですけど、さもそれが一番賢いことみたいな感じで言われると??ってなります。

っていうか形容矛盾じゃない?自分という人間が変われるなら、同じ人間である誰かだって変われるでしょう。

だから、この言葉は正しくは冒頭の通り、「自分の思い通りには」他人は変わってくれない、動いてくれない、ということですよね。そんなの当たり前体操すぎます。だけど自分も他人も変われるのだから、諦めずにコミュニケーションをとっていきたいとわたしは思っています。

同様に、「あの人はもう〇歳だから、〇年あれで生きてきたからもう無理だよ」というのも好きくありません。そういう場合はたいていその言葉によって我慢させられる誰かがいるし、何歳になっても人は変われると信じているから。年齢だけで諦められるのは悲しいことだなと思います。

 

〇一人ではなにもできない

わたしには実現したい理想があり、その理想はそれなりに正しいというか、少なくない尊敬する人たちが評価してくれました。だけど、仮にそれが正解だったとしても、わたし一人だけが知っていても社会は何も変わりません。ある程度権力を持ったうえでの押しつけでも、あんまり意味がない。「なんでこんなことも分からないんだ」と苛立つのではなく、地道に対話を重ねて力を借りていくしかないのです。もちろんその過程で私自身の考えが変わっていくこともあるでしょう。というか、それがなければただの正義の押し売りになってしまいます。

一方で、全ての人に分かってもらう必要もまたないのだと思うようになりました。最初から諦めてしまいたくはないけど、たとえばナチを賛美する人と分かり合える気はしません。だけど、そういう人がいても「ナチの再来は絶対に防がねばならない」という社会的コンセンサスを構築することはできます。最近ちょっと不穏な空気が漂ってきているけれど…。

 

〇因果応報

2019年、いちばん痛感したのはこのことでした。大学院へ出願するにあたり、履歴書(CV)や大学の成績やパーソナルステイトメントを書く必要があったのですが、多少は盛ったとしてもやっぱり嘘は書けないわけです。大学で手を抜いていた授業はそれが成績となって表れるし、一生懸命やっていたこと、常に心がけていたことは自分の言葉で記述することができます。真面目に取り組んでいたこともそうでないことも、それがそのまま今の私に跳ね返ってきました。

だから、大事なのはどの組織に所属するかではなく、自分でしっかり考えを持ってその場で最善を尽くすことなのだと思うようになりました。頑張ったことは、必ずなんらかの形で将来の自分に返ってくるし、逆もまた然りです。

 

〇できるようになりたいこと

・英語(TOEFL100点の呪縛から早く逃れたい。がんばる。)

・フランス語

・韓国語

・教育系のバイトの経験を積む

・英語の論文を難なく読む

国際法、国際情勢について勉強する

 

〇したい仕事、関わっていきたいこと

将来はより弱い人の助けになるような、公務員的な仕事をしたいと思うようになりました。いったんはフェードアウトしたというか、そうじゃなくても生きていけると思っていたのですが、やっぱり仕事としてもそういうふうなことをしたいと気づきました。今はふつうの民間企業でバイトしているのですが、特に楽しい(というと語弊があるかもしれないが)と思うのは、子どもやお年寄り、障害のある方の手助けをできたときなので、やっぱり自分はそうなんだな~と。

これからどういう人生をたどることになるのか、今は全く想像できないけれども、常に指針はそこに置きながら目の前のことをがんばっていきたいと思います。

 

はい、というわけで備忘録でした。